電車主義ニュース No.1
The Trainism News

なぜ「電車主義」なのか

政・財・官の乗用車の全廃を


 電車主義とはどういうことをいうんですか。

 永井えいじ氏 ひと口でいえば電車は素晴らしいですよという電車礼賛論です。電車復権論でもある。モータリゼーションは飽和状態にあり、都心の交通渋滞は深刻です。

 経済同友会の代表幹事牛尾治朗さんは「渋滞で失われている時間は全体で56億時間、その損失金額は12兆円」と問題提起しています。東京都心への自動車乗り入れは制限しなければなりません。国会議員、中央官庁の官僚、経済人は率先して都心における自動車利用をやめ、電車に切りかえるべきです。

 電車主義提唱のきっかけは何ですか。

 永井 私は自家用乗用車で東京都心へは乗り入れません。この四年あまりひたすら電車を利用しています。私は無名の衆議院議員ですが、政治活動はかなりの激職です。私の出身選挙区は神奈川県の川崎市で東京と地元の川崎、横浜の間を一日二往復することも珍しいことではない。

 電車を利用して、胸のポケットには携帯電話を入れて国会に登下院する。もちろん秘書の同伴もない。しかし自動車だと移動時間が読めないし、イライラして精神衛生上もよくない。

 渋滞にまきこまれて時間をムダにし、きわめて効率が悪い。世界的にも秀れた電車という交通手段が身近にあり、私は恵まれています。私は「電車主義」を貫いています。

 国会議員だからといって、何も運転手つきの自家用車に乗る必要はない。都内ではふだんは便利な電車を利用し、どうしてもというときはタクシーなど営業車を利用したらい。

 第一段階としてまず国会議員が自家用車の利用を全廃すべきだ。次に官公庁の公用車を全廃する。そして民間企業の経営者も自家用乗用車を極力減らすことだ。首都圏の電車綱は乗用車を必要としないはど便利です。

 私は以前から電車主義の構想を練っていました。牛尾論文(読売新聞平成10年5月29日付け「メディア時評欄」)をみて「経済人には電車を利用しようという発想がないのは残念だ」と考え、あらためて電車主義を宣言することにしました。