今、なせ分権主義なのか・・・・・・民主政治の復権・日本の再構築

 分権主義とは民主主義を支える思想であり、民主主義の原型を成す考え方である。民主主義の歴史は独裁的な集権体制を解体して、分権型の政治や行政を目ざした闘争の歴史だった。権力・権限を分立・分散させることは民主主義体制の基本だ。三権分立は民主主義の核心であり、骨格ではないか。

 市民の心を土台にすえた分権主義・市民主義(Civilism)の哲学は、国民主権、地方分権の実質化であり、ヒューマニズムの新しい方向性と具体化を追求し、市民の幸福を実現するところにある。分権主義・市民主義は高度に発達し、成熟した民主主義の、洗練された形態だ。地方や地域への分権を可能な限り推し進め、地方自治の領域を拡大し、市民自治を政治(政策形成の意志決定)のスタート台にするものである。多様な価値観や物から心へ、ハードからソフトヘと社会・経済の重心移動に的確に対応するために、分権主義・市民主義は市民の論理を貰く、極めて現実的なシステムだ。

 すなわち、新しい文明社会が求める必然の主張であり、ごく自然な帰結と言える。(拙著・「市民主義のまちづくり」より)分権主義はリベラル、プログレシブの思想である。

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